八視協について

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八王子視覚障害者福祉協会の歩み

八王子市近隣に居住する視覚障害の方々が集まり昭和18年に結成。
その後、昭和32年に秩父宮妃殿下をお招きして「八王子身体障害者福祉協会」の発表会がおこなわれ、
昭和41年に東京都盲人福祉協会八王子支部が作られ、昭和53年に八王子視覚障害者福祉協会と改め、平成20年8月に東京都の認証をうけ、NPO法人として「自分達のことは自分達で」を合い言葉に活動しています。
平成20年10月に、ガイドヘルプ派遣事業所「はなみずき」をオープン。
平成24年4月より、外出支援サービスが「移動支援」事業から「同行援護」事業に移行しました。

当協会の目的

会員等の福祉及び親睦を図るとともに、生活の向上並びに社会参加の促進等に努めることを目的とする

当協会の実績

私達は視覚に障害がある等で、社会生活の中、健常者と比べて、公共施設や設備・仕組みをはじめ、様々なところでハンディがあります。
それらに対して八視協では、ヘルシーウォークや学習会など会員同士の交流を図りながら、これまでにも多くの成果を上げてきました。

例えば、今では当たり前のようになっている電車のホーム上の点字ブロック、交差点の音響式信号機、主な公共施設への点・線による誘導ブロックの設置を促進いたしました。
さらに、西東京バス・京王バスの車外行き先案内の導入も私達の約10年にわたる粘り強い交渉が実った実績です。
これは昭和50年代後半の当時では東京都でも導入が少なく、私達のバス利用を大きく促進させました。

また、外出を容易にする「ガイドヘルパー派遣制度」、タクシー・ガソリン券の補助等々、視覚障害者が少しでも暮らしやすくなるために、市を始めとする各機関に訴え、交渉を重ね実現させてきました。

八視協の現状

平成20年にNPO法人を取得し、ガイドヘルプ派遣事業「はなみずき」を立ち上げた頃、60名余りという、多い時代の半数近くの会員数でした。これは、若者の意識の変化等さまざまな原因が考えられますが、「八視協」の存在を広めていくための活動が不足していたこともその一端だと考えられます。

視覚障害者が暮らしやすく、安心して生活できる環境づくりを推進していくため、一人ひとりのニーズを把握し、絆を大切に啓もう活動をしていくことが必要だと思います。

今後の課題

当協会が発足した頃に比べ、障害者への行政の姿勢はかなり改善されてはいます。
しかし、進歩の早い時代の中で取り残され、常に後追いになっているのは弱い立場にある私達です。

まだまだ健常者と同じ土俵で生活できているとは言えないことも多く、私達にも便利で暮らしやすい街づくり・環境づくりを進めていかなくてはなりません。

例えば、各金融機関において、以前は代筆をしていただけたものも、今では利用が難しくなっていたり、市内の公共施設も視覚障害者には利用しづらいものもあったりします。
さらには、老人ホーム等の入所もままならず、市の職員の点字受験も認められていない現状です。

こういった不便さや不満は、一人ひとりが個人で訴えても解決は、ほぼ不可能なため、
ひとつの団体として、まとまって声をあげていく必要があります。

また、より多くの問題解決を得るためには、できるだけ多くの会員で組織された団体であることに越したことはありません。

是非、多くの方に八王子視覚障害者福祉協会の活動を理解していただき、視覚障害者がより暮らしやすい環境を得るため、共に活動していきたいと考えています。