保護猫団体との打ち合わせに参加して

投稿日:2020年08月31日

会員 女性部 文化部担当理事 西 梨沙

8月26日、八視協の事務所にかわいい子ねこちゃんが2匹遊びにやってきました。現在、事務所ではサンダルの端切れを使い作成したねこのキーホルダーを350円で販売していて、200円は作成した方へ、150円が「はちねこ」という八王子でねこを保護している団体へ寄付される仕組みになっています。私も茶色とグレーのキーホルダーを購入し、リュックに付けました。今回「はちねこ」から代表をしている小林さんという女性が、保護した子ねこを連れて来て下さりました。

まず1匹は、生後3ヶ月ぐらいの子ねこで色は全体に白くて頭にグレーの模様が入っている美人さんだそうです。2匹目は生後6週の子ねこで色は焦げ茶色のような感じで、キジトラという模様だそうです。黒と茶の縞模様です。私は子供の頃、ねこを飼っていたのもあり、ねこが大好きです。その日は実際に子ねこを抱っこして触らせて頂くことができました。タオルにくるまれた子ねこを抱くと、まだ小さくてとても温かかったです。毛はふわふわで、小さな手の肉球は触ると癒やされました。全体に白い子ねこは眠かったようで、タオルに頭を押しつけて、目をつぶっていたそうです。久しぶりにねこを触ることができて、本当に癒やしの時間でした。

「はちねこ」では現在、保護したねこや、高齢者がいろいろな事情により飼うことができなくなったねこの新しいおうちを探す活動をしています。保護したねこは始めはとても汚れていることも多いので、きれいに洗ってあげたり、ワクチンや去勢・避妊手術をしたりして、ねこたちの新しいおうちを探します。譲渡してもらうにはねこをきちんと飼うことができる環境か審査を受け、飼い主になる人とねこの相性をチェックするトライアル期間を経て、初めて譲渡してもらうことができる仕組みのようです。保護した野良ねこもすべて飼い主を探すという訳ではなく、保護した地域に理解があり、餌やりをする人がいる場合は、去勢・否認手術をした上で、ねこが暮らしていた地域に戻し、地域ねことして一生を終える場合もあるそうです。野良猫に餌をやる人がいるから、ねこが増えるんだと考える方もいますが、餌をやる人がいるから家庭の生ゴミを漁ったりするねこがいなくなるという効果はあるそうです。野良ねこを保護して手術を受けさせ、年々野良ねこは減少しています。雄ねこは手術を受けると見た目ですぐ判断できますが、雌ねこは手術をしてもわからないためまた捕まえられ手術を受けさせられる事例があったため、現在は手術を受けた地域ねこは耳をほんの少しだけV字にカットしてから地域に戻しています。このようにしてあげることで手術済みのねこである印となり、手術をするための麻酔で亡くなってしまうねこを減らしたり、ねこの体に無駄にメスを入れてしまうことを予防しています。

「はちねこ」の小林さんからたくさんのお話を聞くことができ、知らないことだらけだったので、とても勉強になりました。今後も八視協でも保護ねこたちが幸せに一生を終えられるよう、少しでも協力ができたらと私は思います。